2009年より3回にわたり、大阪・梅田HEPホールで行われてまいりました「コミックアートフェスタ」が、2014年企画を一新し、グランフロント大阪・ナレッジキャピタルで行なわれることとなりました。

 イラスト系SNSの会員数が一千万人を超えるなど、コミックイラストは、現代日本のユーザー参加型カルチャーの価値基準の移り変わりとシンクロしながら、日本文化を端的に示すコンテンツの1つとして、日々多くの作家がデビューし、新たな作品が提供されています。

 今やこの分野は漫画、ゲーム、アニメーションなどに関わる特定のファンのためのものだけにはとどまらず、一般の人々の生活や企業戦略にも影響を及ぼすような存在となってきていると言っても過言ではありません。

 「コミックアートフェスタ」は、拡大をつづけるこのムーブメントの中にあっても、力強く独自のスタイルを追求しつづけるクリエーターのプレゼンテーションステージとして、また一流を目指す若きクリエーターの真剣な発表の場として、主催者や協力者、参加者、観覧者、地域社会がともにイラストやイラストにまつわるカルチャーのイキイキとした未来を予感できるような独自性の高い取組みにしたいと考えています。

 今回このイベントを機に発行させていただく『コミックアートフェスタ2014 オフィシャルブック』は、漫画文化に起因するコミックイラストの重要な要素の1つである「線画」を大切にしておられるイラストレーターの方々のお話と作品をご紹介するとともに、この分野の教育に真摯に取り組む学校法人上田学園大阪総合デザイン専門学校コミックアート学科2年生の作品を収録しております。

 日本が生み出すキャラクターコンテンツが日本のみならず世界でも存在感を増してきている中、わが国においても、「ゼロから1を生み出す」アーティストやイラストレーター、コンテンツクリエーターの社会的、経済的立場はもっと影響力のあるものになってもよいのではと私どもは考えます。

 私どもの取り組みはまだ始まったばかりですが、この大阪の地から、人や情報の交流を通じて、一歩一歩着実にこの大阪の地から微力ながらイラストレーターやイラスト文化の未来に貢献できる何かを提供することができればこれほど嬉しいことはございません。

 今後とも「コミックアートフェスタ」へのご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。


                                          コミックアートフェスタ実行委員会